うつはどんな症状が起こる?うつ病を判断できる9つの症状
仕事や毎日の生活において、ストレスはどうしてかかってしまいますよね。
そこをいかに改善させるかで、充実した毎日を送れるかどうかが決まります。
その一方で、精神的に追い込まれて「うつ」を発症するケースもあります。
このうつですが、周囲はもとより自分自身をも気付かないというのが厄介なんです。
うつの特徴的な症状を知り、周囲の人も気付いてあげられるようにしておきたいものです。
ここでは、うつ病を判断できる9つの症状について紹介していきます。
1.うつ病を判断できる9つの症状
うつの特徴的な症状は、アメリカ精神医学会が定めている精神疾患の分類指針「DSM-IV」の診断基準によって、うつかどうかを判断しています。
DSM-IVにおけるうつの診断基準では9つの症状が記されているので、その状態を確認すれば該当者がうつかどうかが分かります。
@気分の落ち込みがヒドい
まずは「気分が落ち込んでいる」という基本的な症状です。
通常とは異なり思い悩んだ状態が続き、今にも泣き出しそうな表情をしたり、憔悴しきった雰囲気が見て取れるので、周囲の人も気付きやすいです。
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気分が沈んでいる状態ですが、午前中が特にひどく、午後から夕方にかけて改善されるという特徴もうつにありがちな症状です。
この変動を「日内変動」と呼び、うつの人によく見られれます。
A趣味や遊びにやる気がでない
興味や喜びを喪失している状態も、うつの症状として考えられています。
週末は必ずゴルフの練習に行っていたのに、急に楽しめなくなる。
毎朝習慣として読んでいた新聞を、急に読む気が無くなってしまう。
買い物が趣味だったのに、外に出るのも億劫だ。
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このように、ちょっと前まではあんなに趣味や好きなことに関してハマっていたのに、かなりの変わりように周囲も驚きます。
まるで別人のように変わってしまったら、それはうつの症状かもしれません。
B体重の増減が激しくなった
今までは食べすぎや飲みすぎというものは経験したことが無い人でも、うつの症状として特徴的な暴飲暴食に気付かないうちにハマってしまい、そのギャップに驚く人は多いものです。
周囲も「なんだか痩せたね」や「急にそんなに食べてどうしたの?」という驚きをもつ場合もあります。
うつの症状としては、食べすぎはあまり例としては少なく、どちらかというと食べないことによる体重減少が多いです。
C寝つきが悪い、よく眠れない
うつの症状で多くの人が経験しているのが「睡眠障害」です。
夜なかなか寝付けずに、夜中や早朝に目が覚めてしまう場合、それは立派な睡眠障害です。
最近は、ストレスを抱えた人でも寝付けないという状態を経験しますが、うつの症状はそれよりも顕著に睡眠障害を感じます。
たとえば、自分が起きるつもりではない早朝の時間帯に目が覚めて、そのあとも眠れないということが頻繁にある(早朝覚醒)。
これが何日も続くと熟睡感を得ることができなくなり、体調も優れなくなります。
すぐに起き上がれなくなり、イライラしたりします。
生きる上で欠かせない食事と睡眠に異常が発生するうつは、生きるためのエネルギーがどんどん低下していきます。
D行動がなんか不自然になる
精神運動機能の障害も、うつの症状として考えられます。
たとえば、体の動きが遅くなったり口数が減る。
そして声が小さくなるなど周囲の人から見ても、以前との違いに驚く場合があります。
さらに落ち着きがなくなり、体をつねにゆすっていたり、無駄に歩き回る。
そしてイライラして怒りっぽくなるという状態が、うつの特徴的な症状です。
Eすぐに疲れやすくなり、気力も失う
うつ病の身体症状として「疲れやすくなる」というものもあります。
漠然とした身体の不調が起こるため、うつ病を疑うよりも先に内科を受診する患者も多いのだとか…。
うつ病による身体不調の可能性が高ければ、心の病であるうつ病の治療を受けなければ、改善は難しいと言えるでしょう。
F自分を責めてしまう
うつの症状で「自分を責める(罪責感)」があります。
特に自分に負がなくても、「自分はなんてダメな人間なんだ」という思いを常に感じている状態です。
うつの典型的な症状として認められており、周囲の人も気付く場合があります。
G判断力や決断力が鈍くなる
仕事や家事において、集中したり決断ができないような状態が長く続く。
これもうつの特徴的な症状です。
仕事や家事が、前のように段取りよく行うことが難しくなり、決断力が低下してしまいます。
そのため、うつの人は急に会社を辞めたり、離婚をしてしまう場合があります。
こうしたときは、決断をさせないようにすることが重要なので、周りの配慮も必要となるでしょう。
H自分はこの世に不必要な存在だと思う
うつの症状で周囲がもっとも気をつけなければいけないのが、「自殺念慮」です。
自分はこの世にはいらない存在なんだという考えは、うつの典型的な症状だとされています。
一般的に、気持ちが落ち込んでいる人は自殺をする気力も沸かないもの。
ですが、うつの人は気持ちが少し和らぐとすぐに行動をしてしまうと考えられています。
自殺をしたいという気持ちを持っている場合は、家族や知人の間だけでどうにか出来る問題ではありませんので、すぐに専門家に相談をするようにしてください。
もし自殺念慮が強い場合は、入院をして治療する必要すらあります。
2.まとめ
うつの症状として定められている9つを紹介しました。
一般的にこのどれかに当てはまっていたとしても、すぐにうつと認められるわけではありません。
うつは、なかなか自分では気付かないものです。
周囲から見ても「なんだか変だ」と感じるほどであれば、一度病院に連れて行くなどの行動をしたほうが良いと考えられます。
引き続き、「ストレス・イライラ解消法」を紹介していきます↓
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